この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
救急車のサイレンに感情を苛立たせた被疑者が、救急隊員とトラブルになり、救急車を傷つけたと現場で問責され、公務執行妨害と器物損壊容疑で現行犯逮捕された事案です。
解決への流れ
被疑者本人は、救急活動を妨害するなどという考えは毛頭なく、救急車を傷つけたことはないとの否認事件でありました。被疑者本人は、やや精神不安定な状態(診断書あり)でしたが、住所も定まっていて証拠隠滅の恐れはなく、逃亡の恐れなどないことは明らかでした。そこで、検察官に対して、取り調べ全過程のビデオ録画やテープ録音などのデータの開示を要求すると同時に、逮捕・勾留の不当性を主張しました。身柄釈放にはなりませんでしたが、最終的に検察官が当弁護人の意見を取り入れて、被疑者を不起訴にし、事件が解決しました。
長年弁護活動をやってきて分かった事は、民事事件でも、刑事事件でも、弁護士の事件に取り組む姿勢によって裁判官に影響を与える可能性が大きいという事です。私は依頼者の訴えに虚心に耳を傾け、弁護活動では全力を尽くすことをモットーとしています。どうぞお気軽にお電話下さい!