この事例の依頼主
男性
相談前の状況
退職前に慌ててタイムカードのコピ-して、相談にいらっしゃいました。もっとも、退職前に確保できたのはわずか数か月分です。未払い残業代は、2年発生しているはずだが、タイムカードがない期間も請求できるのかというご相談でした。
解決への流れ
数か月分のタイムカードを証拠にして、訴訟を提起しました。その訴訟の中で、手元にないタイムカードについても開示を求め、もともと持っていなかった期間分の残業代請求に成功しました。裁判はやや長引きましたが、和解が成立し、和解で決めた金額は全額支払われました。
証拠がないからといって、簡単に諦めてはいけないということがわかる事案です。残業代請求を迷っている方は、まずできるだけの証拠を確保して、弁護士に相談をしてみてください。働いた分の給料をもらう、というのは当然の権利です。それを諦めないでほしいと強く思います。