この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
私は、父の生前、兄弟の中で唯一、父の事業を手伝っていました。手前みそになりますが、私は、とても力を尽くし、20年間で父の事業規模を20倍にし、そのために父の収入、資産は倍増し、父も私に対して大変感謝をしてくれました。その後、父は亡くなり、多くの遺産があります。どう考えても、父の遺産形成は、私の圧倒的な貢献によるものです。その遺産を兄弟たちと平等に分けるというのが、どうしても納得いきませんでした。
解決への流れ
弁護士が寄与分の審判を申し立ててくれました。弁護士は、その審理の過程において、私が父の事業にどれほど貢献したか、そのために父の遺産がどれ程増えたか、丁寧に主張立証してくださり、遺産40%が私の貢献によるものと認められました。このように裁判所が判断してくれたため、兄弟たちも最終的には納得してくれ、私が遺産の60%を取得し、弟2人がそれぞれ20%を取得するという結果となりました。お金のことももちろんですが、何より、裁判所が私の貢献を認めてくれ、弟2人も納得してくれたことが嬉しかったです。
お客様のように遺産形成に多大な貢献した以上、お気持ちはごもっともです。ご満足いただけて幸いです。