この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご主人と婚姻後すぐに別居及びセックスレスとなったご依頼者様ですが、実はご主人がご両親に結婚のことを告げていないことが発覚し、当該ご両親の意見で婚姻を継続しがたい状況となりました。加えて、婚姻前にご依頼者様の申し出を拒否して、ご両親への挨拶を行わないようにしたのは、ご主人であったにもかかわらず、ご主人は、自分の両親ばかりをかばい、ご依頼者様に関係不和の責任を押し付けてきました。ご依頼者様としても当初は関係を修復すべく努力したものの、このようなご主人の態度に嫌気がさし、離婚を決意するに至りました。もっとも、婚姻破綻の原因はご主人側にあるとして、損害賠償請求したいとのことで、ご相談にいたりました。
解決への流れ
最終的に、婚姻関係が破綻した責任を相手方に認めさせ、婚姻期間及び同居期間が非常に短かかったにもかかわらず、高額な慰謝料(500万円)の支払を実現することができました。
いわゆる不貞と違い、離婚原因によっては、慰謝料請求が難しい事案も少なくありません。今回のケースは、相手方に資力があったことに加えて、少しでもご依頼者様の気持ちに応えられるよう、粘り強く交渉を行った努力が実った事案だったと思われます。