この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相談者は平成2年頃に借入を行い、そこから相談時まで返済を継続されていた方でした。かなり古い借り入れであり、かつ、毎月継続的に返済をされていた結果、極めて高額の過払い金が発生しており、800万円超の過払い金が発生していることが判明しました。
解決への流れ
計算結果に基づき、業者に回収交渉を行いましたが、特に争点のない事案であったにも関わらず、減額した金額提示しか得られなかったため、訴訟を提起いたしました。訴訟の結果、計算の満額に近い金額にて和解となり、850万円もの過払い金の回収に成功しました。計算上の金額から若干譲歩した金額となっておりますが、判決後の回収となれば、長期の時間を要することから、依頼者と相談の上、若干譲歩した金額での和解決着としました。
過払い金請求ができるかどうかの判断の目安は、①平成20年頃以前から借り入れを行っていた方、②借入先が銀行以外の消費者金融やクレジットカードのキャッシング取引等で、③相当程度継続的に返済されていることが必要となります。今日では過払い金の問題はほとんど見なくなりましたが、上記条件を満たす方で、最後に取引をした日から10年以内であれば(時効の問題)、過払い金請求ができる可能性がありますので、心当たりのある方はぜひご相談ください。