この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相談者は高齢であったところ、配偶者が事故に遭ってしまい、その後入院中に亡くなってしまいました。その「配偶者の親族」が、相談者の知らないところで動いていたことから、今後の対応が不安になり、相談をされました。
解決への流れ
相談者ご本人がご高齢ということもあり、ご依頼を受ける前に医師に診断を受けていただきました。結果、「補助相当」ということでしたので、ご本人を申立て人として補助開始などの審判の申し立てを行いました。そのまま補助人に就任し、他の相続人と協議を行いました。その上で加害者と交渉を行いました。配偶者自身の過失により、今回の事故が起きてしまった可能性が高いこと、また事故と死亡との因果関係も疑われる事情もありました。そのため、配偶者が亡くなった原因は本件事故であることを前提として自賠責保険会社に対して被害者請求を行いました。調査の結果、本件事故が原因で配偶者が亡くなった、と判断がなされ、依頼者に相当額の賠償金が支払われました。
本件は当事務所にご相談をされる前に、別な弁護士に相談をしたところ、依頼を受けてもらえなかったという経緯がありました。ご依頼者は配偶者を失った上、今後の生活に大きな不安をお持ちでしたが、問題を一つ一つ解決していったことで安心していただくことができました。また最終的には賠償金の支払いを受けることができ、今後の生活資金の不安を解消することができました。配偶者が亡くなってしまったことは本当に悲しいことですが、ご依頼者が相当額の賠償金を受け取れたことは、せめてもの救いだと思います。