この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
長時間労働やパワハラが重なったことによって、うつ病等の精神疾患を発症し、自殺するに至った件。
解決への流れ
証拠保全手続きを実施し、使用者側が保有する証拠を押さえたり、ETCカードの通行履歴を調査するなどして、長時間労働の実態を解明しました。その後、ご遺族から聴き取りを重ね、生前の勤務状況を明らかにするなどして、代理人としての意見書を作成。労基署へ労災申請した結果、労災として認定され、ご遺族は遺族年金や葬祭料を受け取ることができました。
過労死や過労自殺は、亡くなったご遺族にとって悲痛なものです。まずは、長時間労働をなくす職場の取り組みが必要ですが、仮に過労死や過労自殺された場合には、残された遺族の生活を立て直すために、遺族年金や葬祭料等の金銭的な補償を労災申請によって受ける必要があります。そのためには、丁寧な証拠の収集と代理人意見書の作成が必要です。複数の案件を通して得た経験から、アドバイスさせていただきます。