この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
相談に来られたのは,被災者の奥さまでした。どう考えても働き過ぎだったと思うのだが,タイムカードなどの資料がほとんどないということで,どうしたらいいかわからないと困っていらっしゃいました。
解決への流れ
証拠保全の方法や,関係者からの聴取,時間外労働についての考えうる資料をいろいろと提案し,実際に資料収集をして労災申請に臨みました。当初の相談から相当時間を要することとはなりましたが,申請から約半年で労災と認められました。
過重労働によって苦しむ方がたがどのような働き方をしていたのか,証明するのは容易なことではありません。そのため,この相談者の方もいったんは別の事務所でお断りをされてしまっていたという経過がありました。しかしながら,様々なケースを処理した経験から,時間外労働と,労働の内容に関する資料の提案をすることができました。無事に労災の認定を受けることができ,私としても大変うれしかったです。