この事例の依頼主
男性
相談前の状況
賃貸不動産に住んでいる相談者は、ある日、大家から、「今後、不動産の権利者が変わるので、建物から立ち退いてもらわなければならない」と告げられた。大家に説明を求めても、「自分も詳しい法律は分からない」など述べ、話にならない。どうすればいいのか。
解決への流れ
受任後、法律関係を整理すると、大家が土地建物を一体として、第三者に売却する予定であることが判明した。法律上、建物のオーナーが変わっても建物から立ち退く必要はないのだが、今後のトラブルを避けるため、建物を購入した新オーナーと交渉し、立退料をいただく形で和解に至った。
受任直後は、相談者の方も大家も詳しい事情を説明できず、事案がよく把握できませんでした。おそらく売買に伴う不動産業者の説明を大家が理解できていなかったのが紛争の原因かと思われます。ただ、よく分からない案件こそ専門家に相談するべきものと思いますので、ご気軽にご相談ください。