この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
勤務時間外の会社懇親会で従業員間で暴行事件が発生し、被害を受けた従業員が、会社に対して賠償を求めるとともに、労災申請を請求しました。
解決への流れ
会社としては、勤務時間外のこととの判断を前提として、会社としての賠償を拒絶しました。このため被害を受けた従業員は労災申請をしましたが、会社では事実を認めずに、労働基準監督署に対して、会社の事実認識と評価を書面と資料をもって説明しました。結果、労災は認定されませんでした。
従業員からの労災申請については、当然のこととして受け入れなければならない場合ばかりではありません。法的な評価を踏まえた適切な対応が求められます。従業員のために良かれと思って、いつも事実証明に協力してあげないといけない、ということはありません。