この事例の依頼主
男性
相談前の状況
駅のホーム,女性のスカートの中をスマートフォンで撮影してしまいました。何年も前に痴漢で捕まったことがあり,この時は前科はつかなかったのですが,2度目なので不安で仕方ありません。なんとか前科を付けない方法はないかと,先生にご相談することにしました。
解決への流れ
先生は示談が大切だと仰り,すぐに示談活動を行ってくれました。その結果,無事示談が成立し,被害届も取り下げてもらえました。最終的に不起訴になったので,今回も前科はつきませんでした。
被害者のいる事件では,被害者との示談活動は重要です。直接の被害者がいる以上,起訴・不起訴の判断をする検察官は,被害者がどのような感情を抱いているのかを重視します。示談が成立しており,被害者が「許します」と意思表明をしていれば,不起訴になる可能性は高まります。検察官の起訴・不起訴の判断にあたって,被害者の処罰感情は重視されます。そのため,被害者と示談が成立しており,「許す」という意思表明をしてくれている場合には,不起訴になる可能性が高くなるのです。前歴がある場合でも,再度不起訴となる可能性もゼロではありませんから,諦めずに示談活動を継続しました。無事,不起訴になってよかったです。