この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
Aさんは、相続することとなった家を処分しようと思いました。相続人の中にはずっと昔に音信が途絶えていたBさんもいました。AさんはBさんを探し出して処分への協力を求めましたが、コミュニケーションがうまくいかず、BさんからはAさんが他の相続財産を隠しているのではないかと疑われてしまったようで、話が進みませんでした。困ったAさんから私に相談がありました。
解決への流れ
私はBさんと連絡を取り、Bさんとの話がこじれてしまった原因を探り、Bさんの求める情報開示にできる限り対応するようにしました。その結果、徐々にBさんの不信感が解け、最終的にはAさんに家の売却手続きを任せ、その後で売買代金から法定相続分を渡すということに同意してもらえました。
相続トラブルでは、相手方に対してやみくもに強く出ればいいというものでもありません。このケースでは、相手方からも信用を得られるような誠意ある対応を取ることによって、トラブルを拡大させることなくスムーズな解決につながりました。